こんにちは、ナステントスタッフのJです。
今回は少し実験的な記事です。
「ダイエットをしたら、いびきは本当に減るのか?」
これを、いつも使っている「いびきアプリ」で、実際のデータを使って検証してみました。
結論から言うと――
私の場合、体重はしっかり減りましたが、いびきはほとんど変わりませんでした。
その経緯と理由を、順を追ってご紹介します。
3か月で4kg減量。今回のダイエット概要
まずは、今回行ったダイエットの概要です。
体重・BMIの変化
| 項目 | 減量前 | 減量後 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 体重 | 72.4kg | 68.0kg | -4.4kg(-6.0%) |
| BMI | 25.1 | 23.5 | -1.6 |
BMIは軽度肥満(25以上)から標準体重域に入りました。
実施したダイエットプログラム
健康保険組合から保健指導が入り、栄養士さんと相談したうえで、以下を3か月間実施しました。
食事の見直し(炭水化物を少し減らす)
- 朝食のパン
5枚切り食パン 1枚 → 0.5枚(週4回) - 昼食の麺類
いつもの量から 約1/3減(週5回)
運動
- ウォーキング 1時間(週5回)
習慣化
- 毎朝体重計に乗り、記録をつける(毎日)
実際にやってみた感想
正直に言うと、思ったより楽でした。
- ウォーキングは、久しぶりにポケモンGOを再開
→ 散歩ついでなので苦にならず、自然に継続 - 食事制限も、やってみると
→ そもそも以前ほど食べられなくなっていた
「我慢している」という感覚はほとんどありませんでした。
いびきの測定方法
いびきの測定には、いつも通り**「いびきラボ」**を使用しました。
👉(使い方はこちらの記事で詳しく紹介しています)
比較条件
私の場合、飲酒の有無でいびきスコアが大きく変わるため、今回は条件を揃えています。
- 飲酒なし
- ナステント等のいびき対策グッズ未使用
ダイエット前後のいびきスコア比較
結果はこちらです。
| 期間 | 測定日数(n) | 平均いびきスコア |
|---|---|---|
| 減量前 | 144日 | 31.2 |
| 減量後 | 37日 | 30.7 |

結果:ほぼ変化なし
数値上は、ほとんど誤差レベル。
「痩せたらいびきが減る」という期待ほどの変化は見られませんでした。
減量すると、なぜいびきが減ると言われているのか(おさらい)
👉(肥満といびきの関係については、こちらの記事で詳しく説明しています。)
一般に、ダイエットでいびきが改善すると言われる理由は主にこれです。

- 体重が減る
→ 気道内側についた脂肪が減少(図の➁)
→ 気道の狭窄が緩和
→ 空気が通りやすくなり、いびきが出にくくなる
今回の私のケースでは、この効果が体感できるほど大きくはなかったと考えられます。
考察①:BMI20台では、効果は小さいのかもしれない
今回の結果から考えられることのひとつは、
BMIが20台の場合、ダイエットによるいびき改善効果は軽微なのではないか
という点です。
実際、肥満と睡眠時無呼吸症候群(OSA)の関係を示すデータを見ると、
影響が顕著なのはBMI30以上であることがわかります。
参考データ①:肥満度と睡眠時無呼吸症候群
(複数研究をもとにした要約)
- 中等症以上(AHI15以上)
- 肥満(2度:BMI30以上) → 4人に1人
- 肥満(4度:BMI40以上) → 3人に1人
- 軽症以上(AHI5以上)
- 肥満(2度:BMI30以上) → 60%
- 肥満(4度:BMI40以上) → 98%
👉 いびきに関しても、BMI30以上でリスクが急増すると考えられます。
参考データ②:Wisconsin Sleep Cohort Study(WSCS)
有名な疫学研究では、次のような結果が報告されています。
- 体重が 10%増加
→ OSAの重症度 32%増加 - 体重が 10%減少
→ OSAの重症度 26%減少 - 別調査では
→ 体重10kg増加でOSA発症リスクが約2倍
👉 一定以上の肥満層では、体重変化がはっきり影響することが示唆されています。
「ダイエットが意味ない」わけではありません
今回、私のいびきはあまり変わりませんでしたが、
だからといってダイエットが無意味というわけではありません。
肥満が引き起こすリスク
肥満は、いびきだけでなく、
- 高血圧
- 糖尿病
- 脂質異常症
- 心血管疾患
など、さまざまな合併症のリスク因子です。
日本肥満学会の目安
- BMI25~35
→ 現体重の3%以上の減量 - BMI35以上
→ 5~10%の減量を目標
健康のためには、十分意味のある取り組みです。
まとめ
今回の実測データからわかったことをまとめます。
- 私のダイエット(-6%)では
👉 いびきの改善効果はほぼ見られなかった - 私の場合は
👉 飲酒の有無や体調の影響の方が大きい - とはいえ
👉 肥満は多くの合併症を招く重要な因子 - 現実的には
👉 生活習慣を整えつつ、ナステントなどのいびき対策グッズ・医療機器を併用することが重要(ナステントについてはこちらで紹介しています)
「痩せればすべて解決」ではありませんが、
できることを組み合わせて、いびきをかきにくい環境を作る
それが一番の近道だと感じました。




































































